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博物館動物園駅

京成電鉄の「博物館動物園駅」という名前を知っている方は、鉄道マニアか、こち亀のファンでしょう。
最近、京成に乗る機会がちょくちょくあったので、この駅のことを思い出し、気になっていました。
それで、いてもたってもいられず、先日訪問してきたので紹介します。

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まず最初に、この駅のことを知らない人のために、簡単に説明しておきます。

京成上野の次の駅は、普通から特急まで全ての電車が日暮里に停まります。
でも昔はそうじゃなくて、この間に廃止になった駅が2つあった。それが「博物館動物園駅」と「寛永寺坂駅」です。
寛永寺坂駅は戦後まもなく廃止されたため、長い年月の間にホームは完全に撤去されてしまっている。駅舎も解体済みだ(といっても解体されたのは2016年らしいけど)。
博物館動物園駅は営業休止になったのが1997年、完全に廃止になった2004年という比較的最近まで存続していた駅なので、ホームも残っているし、駅舎も(入れないけど)存在している。

ということで、京成線に乗ってきました。
京成上野から乗車して日暮里で下車するという、たった一駅の旅です。

地下ホームの京成上野に着いたら、一目散に先頭車両に行き、一番前のシートを確保。
AFだとシャッタースピードが遅くなってしまい、景色が流れてしまうと予想して、走り出して真っ暗空間に入る前にMFでピントを合わせておく作戦にした。
「被写体が大体このぐらいに来たら綺麗に写るように」という感じでピントを合わせて、発車時間を待つ。
ISO感度は出来る限り上げておいた方がいいと思い、ISO 10000に設定。
F値も出来るだけ開いた方がよさそうなので、F4。
シャッタースピードも、電車の速度でそこまで流れず、かといって写真が暗くなり過ぎない程度にということで、とりあえず1/100秒に設定。
ズームは、目の前に置かれた運転手さんのカバンが入らないよう、なるべく望遠に設定(105mm)。

やがて発車の合図が鳴り、電車は地下道を進み始めた。
どきどきしながら待っていると、前の方に黄色い壁を発見。博物館動物園駅のホームの壁だ。
カシャカシャと数枚撮った。ちゃんと撮れているだろうか。

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この写真はそのときに撮れたものを現像時に少し明るくして、ハイライトやシャドウを調整、さらに目立つノイズを除去したものです。でも現像しなくても、それなりに見れるものにはなってました。

さらに寛永寺坂駅の跡地といわれる、トンネルを抜ける直前の広場でも撮影。
こっちはトンネルの外からの光が届くので、結構綺麗に撮れた。
奥に見える穴は地上への出入り口か、もしくは反対側ホームへの連絡通路か何かかな?

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今回は地下道内の撮影ということで事前に設定しましたが、もし真似する際は、絶対にフラッシュが光らないようにしてください。運転の妨げになってしまうので。
スマホでも絶対ダメだよ。フラッシュは。